ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

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ドジャースキラー

4/12 LAD 7-8 SD

先発の山本由伸はマチャドにホームランを打たれて2点を失うと、2回にはキムハソンにホームランを打たれて1点を追加される。しかし、3回以降は立ち直り、走者こそ出す場面はあるが、無失点に抑える。この試合では5回を投げて被安打4、奪三振6、与四球1となっている。全体的にボールがばらついていたが、四球を出さなかったという部分は評価できる。

後受けたハドソンはクロネンワースにホームランを打たれると、7回に登板した登板したブレイシアがタティスにホームランを打たれて同点に追いつかれる。昨季からだが、タティスに打たれすぎ(昨季のLAD戦でのOPSは.832であるため、バカみたいに打たれたということはないが、WPAは0.445(162試合換算で5.545)であり、全試合でのWPAの合計は1.444(162試合換算で1.659)となっているため、LAD戦では重要な場面で打たれていることが明白であり、どうしてもLAD戦で打たれているというイメージを持たざるをえなかった)。SD戦ではタティスを抑えられるかどうかが勝敗に直結する可能性高いので、タティスの抑え方を考察してみる。

まず、タティスという打者の特徴として、パワーがあり打球関連の指標はかなり優秀であるが、コンタクト力は高くなく、選球眼はあまり良くない。積極的に振ってくることが多いため、重要な場面では安易にゾーン内で勝負することは避けた方が良いだろう(筆者は先発投手に対しては基本的に積極的にゾーンに投げ込むべきであるという考え方であり、これと相反する形になってしまうが)。場合によっては勝負を避けるという選択肢もある(ステボンズくらい打つわけじゃないから、1,2塁とかで敬遠するべきではない)。弱点はアウトローであり、どの年を見てもアウトローのwOBAconやISOは低いため、まずそこに投げておけば長打を喰らうことはないだろう。また、インハイも被打率が比較的低いので有効である。また、Fastballにはかなり強いが、BreakingやOffspeedに対してはそこまで強くはないので、速球系でのゴリ押しは絶対にやるべきではない。

まとめると

  • 速球系をストライクゾーンに投げる際には細心の注意を払わなければならない
  • アウトローに投げておけば安全
  • 四球を出すことを恐れず、厳しいコースで勝負するように

となってくる。

試合の方は延長11回にメリルにタイムリーを打たれると、それが決勝点となり敗戦。打線の方は初回に大谷のホームランで1点を返すと、2回にはマンシーとベッツのホームランで試合をひっくり返す。3回にもテオヘルのホームランでさらにリードを広げるも、これ以降は1点も奪えない。3試合連続で竜頭蛇尾を体現してしまった部分がいただけない。打線に力があるチームと対峙している以上、4点差や5点差はセーフティリードではないのである。