ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

思ったことをただただ書く。ガチギレ注意

花巻東対決

4/27 LAD 4-2 TOR

この試合では、菊池雄星大谷翔平花巻東出身者同士の対決となった。両者は2007年、2010年に入学(入れ替わりとなった)、甲子園には春と夏のいずれも出場している。両者ともドラフト1位でNPBの球団に入団し、それぞれ2019年と2018年に海を渡っている。大谷自身は中学3年時に春の甲子園花巻東決勝に進出したときにエースであった菊池雄星に憧れ(この試合では憧れるのはやめましょう)、同校へ進学。「日本一になる」「日本人最速となる球速160km/hを記録する」「ドラフトで菊池雄星を越える8球団から1位指名を受ける選手になる」ことを目標に掲げたMLB移籍後(2019年時)も「僕にとって雄星さんは特別な存在」と語っている菊池雄星との対戦ではこれまで6試合21打席で対戦し、6本のヒットと3本のホームランを放っているが、6つの三振を喫している(NPB時代は知らん)。

この試合では第1打席ではインコースのフォーシームを捉えるも、内野ゴロに倒れる。第2打席ではインコースのフォーシームをライトに弾き返して、追加点となるタイムリーを放つ。第3打席では、インコースのスライダーにタイミングが合わず三振となっている。これで対戦成績は23打数7安打、打率.304、OPS1.072となっている(憧れを越えた侍なのであった)。

先発のグラスノウはタンパにいたころからブルージェイズを苦手としており、防御率6.86と完全にカモにされていたが(勝敗数は0勝4敗となっており、ロジャースセンターでは0勝2敗、防御率6.19となっている)、この試合では6.0回を投げて、9つの三振を奪い、対ブルージェイズでは初勝利となった。序盤から変化球を使わない、いわゆる「fastball happy」であったが、最初の2イニングを無安打無失点に抑える。それ以降もフォーシームでのゴリ押しで、6回まで被安打1に抑える。

打線の方は4回までに菊池に対して9本のヒットを浴びせて4点を奪う。しかし、それ以降はヒット2本に抑えられ、竜頭蛇尾の形となってしまった。リリーフの方は7回と8回は無失点に抑えるが、9回のフィリップスが自身の失策で自責点はなかったことになったが、失点してしまっている部分はいただけない。

この試合で勝ったことによりカード勝ち越しとなった。次戦の先発投手でこちら側が大きく劣っているため、おそらく次戦は不利になる可能性が高いと考えられる。そのため、カード勝ち越しを狙うならば、ここで勝っておく必要があった。

序盤戦の山場

4/26 LAD 12-2 TOR

先発のストーンは序盤から速球系を中心の投球で、凡打の山を築く。4回にジャンセンのホームランで1点を失うが、それ以降は1人の走者も許さず自己最長?(要検証)の7回を投げ切る(HQSである)。三振こそ多くはなかったが、長いイニングを投げられたという部分は評価できる。チェンジアップが特徴的な投手であるが、調子の良し悪しはシンカーの良し悪しでわかるのであろうか。

8回から登板したラミレスは、このまま相手打線を眠らせたまま試合を終わらせておきたかったところであったが、相手を起こし気味にさせてしまったのはいただけない。

投手陣全体では、相手の上位打線をヒット2本に抑えたのがでかい。これで、次戦以降も楽に試合を運ぶことができると考えられる。

打線の方は初回に大谷のホームランで先制すると、3回には打者11人の猛攻で6点を奪い、相手先発のバシットを早々にKO。最終的にこの試合では12点を奪っており、ヒット19本(先発全員安打である)、ホームランは3本を放っている。

これには思わずトロカス顔面ブルージェイズwww(語感がいいので、個人的に好きな煽りワードである。一応言っておくと、このブログのタイトルはトロカス顔面ブルージェイズからきている)と煽りたくなるところであったが、筆者はこのブログ内ではあくまでも平和主義を貫き通したいと思っており、他球団のファンに喧嘩を売るのはよろしくないので(このブログを収益化する予定はないので、炎上商法とかもやる予定は全くない)、煽りは控えることにする(どういう読者であれ喧嘩を売ることはいかがなものか)。

ここからはコンテンダーのチームとの対戦が続く(何回も同じことを言っているという自覚はあるが、ネタが見つからないので許してクレイトン・ハミルトン。次の試合ではちゃんとしたネタを用意できるので(記事後半でネタバレしてしまっているが)、次は同じネタを使うことはないと考えることが可能である(見事なまでの字数稼ぎである))ので、序盤戦では山場となってくると考えられる。そのため、初戦を幸先よく取れたのはでかい(ちょっと筆者がボキャ貧な気がしなくもない)。

次回、花巻東(知らない読者に言っておくと菊池雄星大谷翔平は岩手の花巻東高出身であり(両者は入れ替わりとなっているが)、甲子園大会(春も夏も)にも出場している)対決。菊池雄星との対戦ではこれまで6試合21打席で対戦し、6本のヒットと3本のホームランを放っているが、6つの三振を喫している(NPB時代は知らん)。

 

初勝利を

4/24 LAD 11-2 WSH

先発はメジャー初勝利を狙うナックであったが、初回から連打を打たれる苦しい立ち上がりに。2回はセンゼルにホームランを打たれると、その後はスライダーがコースに決まらず、押し出しで相手にさらに1点を献上してしまうが、3回以降はフォーシームを中心とした投球に切り替えてからは、全くの別人となり、1人の走者も出さず、6回を投げ切り勝利投手の権利を得たまま降板となる。

しっかりと試合を作ることができ、投球内容自体は悪くはないが、突如として四死球を連発してしまった部分はいただけない。立ち上がりが不安定である部分と、打たれると動揺してしまいがちなところは、今後の課題になってくると思われる(若手投手全員に共通してそうな部分であると思われる)。次戦の相手はおそらくダイヤモンドバックスブレーブスになると思われる(打線の圧がナショナルズとは段違いであることは言うまでもない)ので、どのような投球をするのかという部分は気になるところである(これまでの投球では若干厳しくなってくる可能性は少々高いと思われる)。

ナックの後を受けて登板したブレイシアとヤーブローも1人の走者も出さずに残りのイニングの攻撃を終わらせる。結果として、相手打線の方が竜頭蛇尾(尻尾があったかどうかの議論になりそうだが)を体現した形となった。今季のナショナルズとの対戦で辛酸をなめさせられたエイブラムスもこの試合ではノーヒットに抑えたのは評価できる。

打線の方は、序盤から相手の先発をつるべ打ちにし、得点こそあまり奪うことができなかったが(6点を奪ってはいるが、残塁が多くなっており、もっと点を奪うことは可能であったと考えられる)、5回途中で降板するまでに12本のヒットを放つ。相手の先発は前回、手も足も出なかったアービンであり、今回の対戦ではリベンジマッチという形になった。その後も残りHPが僅かな状態の相手に対してはかいこうせんを撃つような死体蹴りで、さらに5点を追加し、合計して11点を奪う。打線の方はメッツとのカードから調子が上向いているが、個人的にはアウトマンとラックスに当たりが出てきてほしいと思う。

最近は3カード連続で負け越すなど、チームの調子がよろしくないようであったが、コンテンダーのチームとの連戦を前に上げてきてくれてよかった。ここは序盤戦の山場であると思われる(とは言ってもフルマラソンではまだ8キロ地点でしかないので、勝ち負けで一喜一憂しすぎることはしないようにする)。

 

勝ちに不思議の勝ちあり

4/23 LAD 4-1 WSH

先発のパクストンは立ち上がりから得点圏に走者を背負うことはあれど、5回途中まで1失点に抑える粘りの投球。試合を作れたという部分は評価できるが、四球を出してしまった部分はいただけない。四球を突然連発するということはないが、ちょくちょく四球を出してしまうという部分はなんとかしなければならない。しかし、今後長期的にこのチームにいるという可能性は少ないと考えられるので(翌年にメイ、ゴンソリン、大谷が復帰するため、単年契約である以上放出される可能性は高い。また、新旧エースが復帰した場合、投球の内容によっては夏にトレードで放出される可能性もないわけではないのである。買い手がいるかどうかは別の話だが)、そこまでネガティブになり過ぎる必要はないかも。

パクストンの後を受けたグローブとベシアはランナーを出しつつも無失点に抑え、8回に登板したハドソンは27球を要するが、無失点に抑える。9回に登板したフィリップスは先頭打者を打ち取るも、ここから突発性四球病を発症し、2者連続で四球を出す。次打者のエイブラムスにヒットを挟んで(相手のルンバにより結果的にアウトカウントが増えることとなるが)、続く打者にも四球を出し、1イニングで3つの四球出したのである。続く打者にも3ボールとなるも、ここから三振にとり試合終了。コバマサ(今は平野佳寿か)を彷彿させる劇場を繰り広げたが、結果的に無失点に抑えた形となった(持病の胃痛が悪化するので、可能な限りやめてもらいたい)。

投手陣はあまりにも内容が悪すぎる(ヒット7本、四球8で1点しか取れない相手も大概だが。)。8つも四球を出しやがって。勝ったからいいけど、負けたらどうなったいたのかは想像に難くない。それと、エイブラムスにヒットを3本打たれたのもいただけない。エイブラムスに打たれ過ぎている部分は先日指摘していたので、それでもやられるということは、やはり、首脳陣に問題があると考えられる(そのことを知っていても、いなくても論値である)。

打線の方は防御率が7点近いコービンに対して(一応言っておくがバカにしているわけではない)5回まで散発の3安打で無失点に抑えられるも、6回に同点に追いつき、なんとか今季初勝利を献上することは阻止し、コービン爆弾を爆発させることなく、マーリンズへと渡すことができた(おそらく次の試合の先発はマーリンズ戦であると考えられる)。8回にアウトマンのタイムリーでこの試合初めてリードを奪う。その後も2点を追加。

次のカードからはコンテンダーのチームとの対戦が続くので、ここで負け越すわけにはいかない。勝ちに不思議の勝ちあれど、とりあえずカード初戦を取れたのはよかった。

今度こそナックに初勝利を。

ゴジラを超える

4/21 LAD 10-0 NYM

この試合では3回に大谷がライトスタンドにホームランを放つ。このホームランはゴジラこと松井秀喜の175本を上回り、日本人新記録となる176号ホームランとなった(これで、タイトル詐欺はしてないことになったな)。ちなみに松井秀喜本人は、このことに関して「選手としての素晴らしさを私の数字と比べる必要全くない」というコメントを残している。個人的に松井秀喜がプレー以外で評価できるのは、こういった部分である。WBCを辞退したのはちょっと許せないんだけど(ヤンキースでもジーターやAロッドは出場していたので、球団に断られたということは辞退する理由にならないが、当時はWBCの価値が低かったということを考えれば、致し方ない部分もある)。余談だがニューヨークの某球団の方はゴジラの呪いを打ち破ることができていないのである(15年程度で呪いであると判断するのもどうなのかと思うが)。

試合の方は先発のグラスノウは8球で初回を終え、立ち上がりから省エネ投球で5回までに要した球数は58球。完投も十分に狙うことが可能であったが、最終的に100球を超えた8回で降板となる。筆者がストライクゾーンにどんどん投げ込むべきであるという考えを持っている理由がそれである。ストライクゾーンを積極的に攻める投球で与四球は0となった。フォーシームで見逃しストライクを多く取れていたのがよかった。やはり調子がよければ、ストライクゾーンに投げてもそう簡単に打たれないな(悪いとバッピになってしまうが)。

打線の方は5回に打者11人の猛攻で8点を奪い試合を決定づける。その間にもパぺスがメジャー初ホームランを放つ。余談だが、大谷のメジャー初ホームランは4/3である。

残りのイニング(9回しかないんだけど)も無失点に抑え試合終了。結果的に無四球完封となった。

ちなみに前の試合のは諸事情により書けませんでした。許してクレイトン・カーショウ(クレメンスではありませんでした(画像乞食のバリエーションはまだある))。

今回はかなり脱線してしまった部分がかなりあり、字数稼ぎに走ってしまった(まさにこの部分が字数稼ぎでそのものである)というのは反省しているが、ネタがない、もしくは見つけることができないと若干キツくなってしまうのも事実である。なので、多少の字数稼ぎは寛容受け入れていただきたい(筆者は1000字以上は書くという謎のこだわりをもっているので、字数稼ぎはどうしてもしてしまうのである)

左腕の打てないドジャース

4/19 LAD 4-9 NYM

先発の山本由伸は初回は三者凡退に切って取るも、2回からはフォーシームを狙い打ちされ、3回までに4点を失い、4回にも下位打線の連打でピンチを招く。ここで打たれたら、この試合の記事のタイトルが「井川が登板した」になるところだったが、ここからは変化球中心の投球に切り替えて、ニモとマルテを連続三振に切って取る。それ以降は得点を許さず、自己最長となる6回を投げ切る。失点を重ねてしまった部分はいただけないが、6回まで投げることができた部分と、試合中に投球を切り替えられた部分は評価できる。

相手先発のマナイアはサンディエゴにいたころはカモにしていたが、この試合では序盤はほとんど打てず。結局マナイアには5回2失点に抑えられて試合を作られる。かつてカモにしていた投手に抑えられてしまうのはどうなんだ、やはり、このチームは左腕が打てないのではないか。そう思ったので、データ出してみたが、結果はこれである(https://www.fangraphs.com/より引用)。

 

  AVG OPS wOBA
対左 .272 .746 .330
対右 .261 .779 .344

言うほど打ててないわけではなかったのである。結局のところ、左腕が打てないというのは筆者の感想なのであり、完全に某論破王(最近は論破され王になっている気がしなくもない)に煽られるような発言である。言い訳するとエース級に手も足も出ないというよりは、何でこの投手(一応言っておくがバカにしているわけではない)が打てないんだ?と思うことが多いため、左腕が打てないというイメージを持たざるを得なくなってしまったのである。

試合の方は6回に相手がベイス★ボール(メッツ版ベイス★ボールの名前が思いつかなかった)をおっぱじめてチャンスとなると、テイラーのタイムリーで追いつく。しかし、7回にリンドーアのホームランで勝ち越しを許す。これには某チャンネル主もニッコリ。しかし、筆者はガックリ。その裏に1,2塁からアウトマンがライトへ大飛球を放ち逆転かと思われたが、角度詐欺におわる。そんで、その後3点取られて終戦。入っていたらというifは意味のないものになったな。

ここんとこ2年連続で負け越しているため、なんとか苦手意識を払拭したいところであっただけに、この結果は少し残念である。

 

ランドン・ナックとかいう投手

4/17 LAD 0-2 WSH

この試合の先発はメジャーデビュー戦となったランドン・ナック。この26歳の右腕はテネシー州のジョンソンシティの出身。20年のドラフト2巡目(全体60位)でドジャースに指名され入団(この年の1巡目がボビー・ミラー、5巡目がストーン。ナックの次に指名されたビーターはギャロとのトレードでヤンキースに移籍)。21年にA+のミッドランドでデビューすると、23年はAAのタルサとAAAのオクラホマシティでプレー。タルサでは57.1イニングで防御率2.20、オクラホマシティでは43イニングで防御率2.93を記録している。

選手としての特徴として、制球力はマイナーでの通算BB/9は2.56であり、まずまずであると考えられる。K/9はあまり高くないため、支配力があるタイプでない。主な持ち球はスライダーとチェンジアップであると考えられる。

マウンドに上がったナックは、初回にいきなりど真ん中のフォーシームをスタンドに運ばれて1点を失う。その後も犠牲フライで失点するが、2回以降は落ち着きを取り戻し2塁ベースを踏ませない、ほぼ完璧な投球。5回を投げて奪三振は4、与四球は1であった。球速は90マイル前半で特に速いわけではなかったが、持ち球をふんだんに生かした投球は評価できる。しかし、四球こそ出してはいなかったが、全体的ボールがばらついており、チェンジアップやスライダーが高めに浮きがちなところはなんとかしなければならない(狙って高めに投げたのなら大したものだが)。ナショナルズだからさほど問題にはならなかったが、コンテンダーチームであった場合、それが致命傷になりかねない。

ナックになんとか勝ちをつけてやりたかったが、打線の方が相手先発アービンのフォーシームに手を焼き、得点圏に走者を進めることはあれど、結局散発の4安打に抑えられて無得点に終わる。リリーフ陣からも1点も奪えずまさかの完封負け。ムエンゴで敗戦投手となってしまったのは残念でしかない。しかし、来週には9連戦もあるため、この試合の内容であれば、もう一度登板のチャンスはもらえるだろう。次は勝たせてやってくれよ(ブルージェイズダイヤモンドバックスが相手だと、ちとキツいかもしれないが)。

このカードではエイブラムスに打たれ過ぎだな。来週にもう一度対戦があるので、そこまでにしっかりと対策をしておく必要がある。

それと、リリーフ陣はノーヒットに抑えてくれたのが、個人的に少しポジれる。