ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

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PSに弱すぎる男

4/15 LAD 4-6 WSH

先発のグラスノウは初回に先頭打者に二塁打を打たれると、暴投で先制点を奪われる。3回にはエイブラムスのホームランとギャロのタイムリーで逆転を許すと、5回にはガルシアに3ランホームランを打たれる。この試合では5イニングで自責点6、被安打8、奪三振5、与四球2であった。フォーシームは真ん中付近に集まっており、カーブは大きく外れるボールが多々あった。個人的には1イニングにヒットを集中されたり、重要な場面で痛打されたところがいただけない。こういった部分がポストシーズンなどの重要な試合で炎上することが多く、イマイチ活躍できない原因として考えられる。実際にポストシーズンでの通算防御率は5.72である。WPAは45.2イニングで-0.52であり(PSに弱いと言われているカーショウは194.1イニングで0.16であるため、かなり弱いことがわかる)、お世辞にも強いとは言えないだろう。

その原因として考えられるのはコマンド力の低さである。グラスノウはTBに移籍してからコントロールが改善したが、捕手の構えているところへボールが投げられないケースが多々ある。レギュラーシーズンでは甘くなったり、逆球となっても空振りを奪うことは可能であるが、ポストシーズンでは個人記録よりチームの勝敗の方が重要であるため、普段はコンタクトに重きをおいてスイングしてこない打者がコンタクト重視でスイングしてくることも考えられる。そうなった場合、レギュラーシーズンでは通用していた、威力こそあれど精度のよくないフォーシームが格好の餌食となってしまう(20年のポストシーズンでは被安打の8割程度がフォーシームであり、被本塁打は9本中8本がフォーシームである)。

解決方法としてはコマンド力の改善、フォーシームを狙い打たれないようにするために持ち球を増やすことであると考えられる。しかし、狙った場所へ正確に投げ込む能力は才能による部分が大きいため、改善は非常に困難である(それができればピッツバーグでもエース級の活躍ができていた)。となると球種を増やすことが、最も手っ取り早い解決方法となってくる。覚えるならオフスピードボールとかがいいと思う(っていうかあの投げ方でスプリットやチェンジアップを投げないのはいかがなものか)。

相手の先発はメジャー初登板のパーカー。立ち上がりに点を奪うも、それ以降はフォーシームとカーブのコンビネーションに苦戦し、点を奪えない。6回以降に登板したリリーフ陣からなんとか2点を返すも、2点届かず終戦

8回から登場したのはこちらもメジャー初登板バナスコ。90マイル中盤のフォーシームとカーブで2イニングをパーフェクトピッチング。かなりいい投球だったと思う。ここは十分にポジれる。ボールがばらけていたので、そこが課題か。