ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

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もうどこにも行くな

4/6 LAD 4-1 CHC

先発の由伸は、初回に先頭のハップに2塁打を打たれるなどして無死満塁となるが、UZGSでピンチを切り抜ける。2回にも満塁のピンチを招くもベリンジャーをカーブで三振に取る。それ以降は1人のランナーも出さずに5回を投げ切る。被安打は3、奪三振は8、与四球は2であった。ストライクゾーンを積極的に攻める投球であり、この試合ではフォーシーム、カーブ、スプリットのほぼ3ピッチであり(調子が悪ければ、カッターやシンカーを使う場面も増えてくるだろう)、フォーシームとカーブが非常にキレキレで、フォーシーム、カーブのいずれもカウント球としてもウイニングショットとしても使えるレベルであった。悪い部分はほとんどなかったが、改善点を挙げるとするならば、フォーシームの投げる高さである(前回の登板でも同じことが言える)。もっと高めに投げた方がいいと思う。日本では高めに投げることは危険というイメージが定着しているが、フォーシームのxwOBAconは高めに投げられた場合低くなるため(ソース:フォーシームで空振りを奪う要素|Namiki (note.com))、高めに投げるということが危険ということはない。先ほどの記事から、フォーシームと高めに投げられれば最も威力を発揮することや、由伸のフォーシームは上方向への変化量が平均以上にあるということから、高めのフォーシームで勝負をするということは可能であり、また、ピッチトンネルを活かしてカーブやスプリットでも空振りを奪いやすくするという観点から見ても、フォーシーム高めに投げることが重要になってくる。

打線の方は初回にベッツと大谷が出塁し、2,3塁のチャンスを作るが、無得点に終わる。それ以降も相手先発ウィックスのピンチの場面で切れ味を増すフォーシームとスライダーに苦しめられ、ランナーを出しながらも点が奪えないでいたが、5回に2,3塁のチャンスを作ると、マウンドから引きずり下ろす(球数が100球を超えていたので、交代したと考えられる。ここまでランナーを出しまくって、球数を増やした甲斐があっただろう)。代わった投手に対してテオヘルが四球で出塁すると、次打者のところで相手捕手が後逸(記録はワイルドピッチ)して1点を先制すると、打者のマンシーがライトへタイムリーを放ちさらにリードを広げる(前の試合のやり返しという形になった)。

由伸の後を受けたリリーフ陣は8回まで無失点に抑えるが、9回に登板したフィリップスは詰まった当たりがヒットになるなどの不運もあり、一発が出れば同点という場面となる。しかし、ハップを三振に仕留め試合終了。

打者では大谷はエンジンがかかってきているが、少しベッツの勢いに陰りが見えているところが気になる。

以上。