ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

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復帰戦

9/8 LAD 8-5 WSH

先頭のクリス・テイラーが四球で出塁するも盗塁失敗で1死となるが、フレディ・フリーマンがヒットで出塁すると、J.D.マルティネスが真ん中付近のスライダーをホームランにし2点を先制。しばらく離脱していたが復帰戦となった試合でのホームランとなった。

打たれたボールは真ん中低めのチェンジアップであり、コースは悪くはないが、捕手の構えたコースより内側に入っており、また、ルイーズは真ん中低めは得意だが、それ以外の低めのコースは弱点であるため、外側にずれていればホームランは避けられたか。

それ以降は両軍とも無得点となるが、4回にマックス・マンシーが膝元のスライダーを捉えてホームランにし、試合を振り出しに戻す。マンシーはスライダーを待っていた可能性が高く、狙い通りにスライダーがきたところをホームランにできたがよい。

2死後にもキケ・エルナンデスのホームランで1点を勝ち越す。打ったのは内角高めのフォーシームで、2球目のフォーシームをファールにしたが、ほぼ同じコースにきた7球目は修正してしっかり捉えられたのがよかった。

5回は先頭のテイラーが四球で出塁すると、続くフリーマンに球団記録となる53本目の二塁打が飛び出し、ウィル・スミスは四球を選び無死満塁となる。

しかし、マルティネスは外角のスライダーにバットが回り三振に。マックス・マンシーはフォーシームに力負けしポップフライに倒れ、続くアメド・ロサリオも三振に倒れPZGSで追加点のチャンスを潰す。

コースは悪くはないが、エイブラムスは真ん中より外が得意であったので、ホームランにされるのは仕方ない部分もある。また、捕手の構えたコースと逆に投げられているため、完全な失投である。

シーハンは4.1回を投げて5失点。三振は取れており、また、前回とは打って変わってストライクゾーンを積極的に攻める投球で与四球は1に減らせたが、それが裏目に出てホームランを2本打たれた形になった。投球割合としてはフォーシームが7割ほどを占めており、この試合ではスライダーやチェンジアップの割合が少なく、スイーパーを多く投げていた。個人的にはチェンジアップを多く投げていない部分が気になる。

再逆転された直後の6回だが、先頭のキケ・エルナンデスがヒットで出塁すると、続くのジェームズ・アウトマンは四球を選び無死1,2塁に。次打者のミゲル・ロハスは1球で三塁方向へのメイデンを決めて1死2,3塁に。メジャーリーグでのメイデンはあまり見ない采配だが、ここでのメイデンはある程度理解できる。

続くテイラーは外角ギリギリのスライダーを右中間に弾き返してすかさず逆転。クリス・テイラーは最近の試合では地味に活躍しているイメージが個人的にあるが、8月以降調子がよく、後半戦のOPSは.835となっている。ポストシーズンでの活躍が期待できる選手であるので、PSを勝ち抜くうえでキーとなってくることもあるかも。

その後四球で満塁とすると、前の回に満塁で1人のランナーも返せなかったマルティネスの犠牲フライ、マンシーのタイムリーで2点を追加し名誉挽回といったところか。

それ以降は両軍ともノーヒットに終わる。その中でもアレックス・ベシア以降に投げた投手は1人の走者も出していないのは素晴らしい。