9/9 LAD 6-7 WSH
デイビッド・ペラルタ。フレディ・フリーマンの連打で無死2,3塁とすると、マックス・マンシーのタイムリーで先制するも、その裏にC.J.エイブラムスに三塁打を打たれると、レーン・トーマスの犠牲フライで瞬く間に追いつかれる。
ドジャースはジェイク・アービンの前にチャンスらしいチャンスは作れず、ボビー・ミラーは5回に先頭打者に四球を出すと、盗塁とエラーの間に3塁へ進まれ、ルイス・ガルシアのタイムリーで勝ち越しを許す。1死後、エイブラムスにセーフティバントを決められ、トーマスに死球を与えると、ドミニク・スミスの犠牲フライでさらに1点を追加される。
7回は先頭のJ.D.マルティネスが二塁打で出塁し、1死3塁からキケ・エルナンデスの犠牲フライで1点を返すも、その裏にトーマスに2ランホームランを打たれてまたもリードを広げられる。打たれたのは内角高めのスライダーであり、投げられたコースは捕手の構えと逆となっているため、完全な失投である。また、トーマスは比較的高めが得意であるため、長打を避けるためには低め投げなければならない。
ボビー・ミラーは7回を投げて自責点5、奪三振8、与四球2となっており、三振を多く取れている部分や長いイニングを投げられた部分は評価できるが、失点を重ねてしまったのはいただけない。この試合ではフォーシームはまったく制球が定まっていなかったため、フォーシームは少なくカーブやシンカーの割合が多くなっていた。カーブやチェンジアップがいいだけにフォーシームの制球難でそれらを生かせないのはもったいない。
8回は2死からウィル・スミスが四球で出塁すると、マンシーのホームランで1点差に。外角高めのフォーシームを強引に行ってホームランにしたと考えられるが、4球目はファールにしたが6球目は修正して捉えられたのがよかった。その前の5球目のスプリットを見逃せており、平行カウントにもっていけた部分もホームランに繋がっていると考えられる。
9回、1死からジェームズ・アウトマンが四球で出塁すると、盗塁とエラーで3塁となると、打者のコルテン・ウォンが落ち切らなかったスプリットを上手く拾うと打球はライトの前に落ちるタイムリーとなり試合を振り出しに戻す。
その後、四球でチャンスを作るもの、フリーマンは三振に倒れ、続くスミスはセンターへ抜けようかというと当たりを放つも、ガルシアのファインプレーに阻まれ勝ち越しはならず。
その裏に登板したブラスダー・グラテロルは満塁のピンチを作るも無失点に抑え延長に。
10回、先頭のマンシーはキケ・エルナンデスがシュート回転して外にきたフォーシームをライトに弾き返してついに1点を勝ち越す。
しかし、その裏にケイバート・ルイーズにタイムリーを打たれ同点とされる。結果論だが、投手有利のカウントで安易に勝負しに行ったのがいけなかった。
11回は先頭打者がバントを決めるも、ペラルタ、スミスが倒れ無得点に。スミスは9回もいい当たりが野手の正面に飛んでおり、はっきり言って運がなさすぎる。
先頭打者にバントを決められると、次打者は敬遠で1,3塁に。続くトーマスは内野5人シフトで打ち取るも、ジョーイ・メネセスへの初球がワンバウンドのスライダーとなり、これを捕手のスミスが止められず、3塁走者が生還し試合終了。