ドジャカス顔面ドジャーブルー(ドジャース観戦記)

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9/7 LAD 10-0 MIA

2回までは両軍のとも無得点だったが、試合が動いたのは3回。ドジャースは先頭のミゲル・ロハスが右中間を破る三塁打で出塁すると、続くオースティン・バーンズはサードのファインプレーに阻まれ1死となるも、2者連続の四死球で満塁となるとウィル・スミスが低めのシンカーをセンター前に弾き返して1点を先制。低めの厳しいコースだったが、ゴロではなくライナーでヒットにできたのはよかった。

しかし、次打者のアメド・ロサリオは外角ギリギリのスライダーに手が出ず見逃し三振に倒れると、続くマックス・マンシーはフルカウントからの7球目の外角低めのカッターにバットが回り追加点はならず。

5回には2死からロサリオがヒットで出塁すると、マンシーは四球を選び1,2塁に。続くクリス・テイラーが外角低めのフォーシームをセンターに打ち返し1点を追加すると、次打者のキケ・エルナンデスは真ん中付近のスライダーをとらえると、打球はワンバウンドでスタンドに入り、エンタイトルツーベースになり、さらに1点を奪う。

6回は1死からムーキー・ベッツが四球で出塁すると、フレディ・フリーマン、スミス、アメド・ロサリオの3連打で3点を奪う。さらに、テイラーのタイムリーでさらに1点を追加。

先発のライアン・ペピオは立ち上がりから圧巻の投球。6回までは1人の走者を出すことなく、マーリンズの打線を抑え込む。

この試合では7回を投げて自責点ゼロ、被安打1、奪三振3となっている。投球割合はフォーシームとチェンジアップが9割を占めており、どちらのボールでもストライクを取れていたのがよかった。この試合では与四球がゼロであり、昨季は与四球が多く、コントロールが課題であったが、今季は3A含めても与四球率が大幅に改善されている。今後の懸念点を挙げるとするならば球種が少なく打者が的を絞りやすくなると考えられる。キレがあれば問題ないが、キレが悪いとかなり厳しくなる。使える球種を増やすとしたらチェンジアップと対になるスライダーか。

残りの2イニングはリリーフ陣が無失点に抑える。このカードではジャズ・チザム・ジュニアにホームランを複数本打たれていたが、この試合では3タコ。無失点に抑えられた要因の1つであると考えられる。

最近で気になる点はベッツが冷え気味なことか。9月の成績は悪いわけではないが、7月や8月に比べると物足りない部分もある。MVPを狙うならば9月もある程度活躍しなければならない。fWAR、rWARのいずれもはロナルド・アクーニャ・ジュニアに1以上の差をつけているため、シーズンMVPはまだ十分に狙える。残念ながらMVPはWARが一番高い選手の賞ではないのである。アクーニャは史上5人目の40本塁打40盗塁を狙える成績となっており、インパクトでは若干劣るか。