9/16 LAD 6-2 SEA
ドジャースは序盤から走者を出すも、決め手に欠き先制点を奪えない。
先発のクレイトン・カーショウは初回に2つの四球でピンチを招くも無失点に抑える。2回と3回も走者を背負うも無失点に切り抜ける。この試合は4回で降板。奪三振は4、与四球は2となっている。スライダーはかなりよかったが、その他の球種はあまりよくなかった。56球で降板したが、シャンパンファイトには参加してたから大きな怪我をしたということはないだろう。この試合でも球速は出ていなかったので、やはり肩の状態がよくなかったか。地区優勝したし、勝率1位も狙えそうにないため、もうポストシーズンまで休んでていい。
5回から登板したエメット・シーハンは圧巻の投球。3回を投げて、被安打1、奪三振5、与四球0となっている。フォーシームもチェンジアップもスライダーも全ていいコースに決まっており、これだけの投球をされたら相手はお手上げ状態だろう。この投球を今後の試合でもできるようにしてほしい。
しかし、打線は走者こそ出すものの、チャンスを潰してしまい、点が奪えない。
8回に登板したアレックス・ベシアは先頭から連続四球で、この試合最大のピンチを招く。J.P.クロフォードは三振にとり、ベシアは降板。変わったライアン・ブレイシアは連続三振でピンチを凌ぐ。
9回も両軍とも無得点に終わり、タイブレークに突入。
10回、先頭打者のクリス・テイラーがヒットで出塁すると、1死後にコルテン・ウォンの犠牲フライで勝ち越しついに均衡を破る。
その裏はエバン・フィリップスがあと一人のところまでこぎつける。
裏ではシャンパンファイトの準備が行われていたところをカメラに抜かれてしまっていた。
We are ready! pic.twitter.com/C3gPLUKUhB
— Blake Treinen (@Blake_Treinen) September 17, 2023
これで負けたらどうすんだよっていう状況になってしまった。このすぐ後に追いつかれたんだよね。そういうフラグを立てるのはよくない(試合終わってからじゃ間に合わないから仕方ない部分もあるが)。
しかし、フィリップスはエルナンデスを打ち取り、スタッフの頑張りは無駄にはならなかった。
11回は1死1,2塁からマックス・マンシーのタイムリーで勝ち越す。さらにアメド・ロサリオが四球で出塁すると、テイラーのタイムリーで完全に試合を決定づける。その後、キケ・エルナンデスもタイムリーを放ちこの回だけで5点を奪う。熱い死体蹴りになったな。もっと早く点を取れよと言いたいところだったが、地区優勝したんだから黙っておく。
その裏はジョー・ケリーが締め、2年連続の地区優勝。
地区優勝こそしたがポストシーズンは先発に計算できない部分が多いから結構厳しいかも(正直ブレーブスをどうやって倒すのかがわからない)。こういうときにしれっとワールドチャンピオンになったするとかしないとか。ポストシーズンではレギュラーシーズンの結果はほとんど関係なく、実際に過去10年で勝率全体1位のチームがワールドシリーズを制したのは、2013年のレッドソックス(カージナルスとタイ)、2016年のカブス、2018年のレッドソックス、2020年のドジャースしかいない。そこが面白いところであるんだろうか。