先発のボビー・ミラーはオジー・アルビーズにヒットを打たれるも、無失点の立ち上がりに。2回はマルセル・オズーナに二塁打を打たれるも、ピンチを切り抜ける。3回以降は圧巻の投球。7回にマット・オルソンにソロホームランを打たれるも、許したヒットはその1本のみ。
オルソンに打たれたホームランはど真ん中のチェンジアップで、あれならば高校生でも打てる(高校生が140キロ近い変化球を打てるかどうかは言わないことにする)。投手有利のカウントであったため、もっと厳しいコースに投げなければいけなかった。
この試合のボビー・ミラーはフォーシーム、チェンジアップ、シンカーを投げ分ける投球であったが、どのボールもカウント球にも決め球にも使えていたのがよかった。初球がボールだった打者は24人中9人、審判がストライクゾーンを広くとっていた部分もあるが、ストライクを先行できていたのもいい。
ドジャースは2回に1死からジェイソン・ヘイワードがヒットで出塁するも、牽制死で2死無走者に。その後連続で四球で1,2塁とするも、ミゲル・ロハスが倒れ無得点に。
3回は先頭のムーキー・ベッツがヒットで出塁するも、フレディ・フリーマンが倒れ、続くウィル・スミスの打席で暴投の間に2塁へ進むも、スミスのレフトフライで走者のベッツがルンバをしてしまい攻撃終了。このルンバだが、筆者には理解できない部分が多い。
5回は先頭のジェームズ・アウトマンが四球で出塁すると、ロハスが真ん中付近にきたカーブを捉え、左中間を破る二塁打で先制。続くベッツも真ん中付近にきたシンカーを打つと、高いバウンドで前進守備のショートの頭を越えるタイムリーで2点目。
6回は先頭のアメド・ロサリオが二塁打で出塁すると次打者ジェイソン・ヘイワードの一ゴロの間に3塁へ。続くクリス・テイラーはランナーを釘付けにする内野ゴロ。打ったのは真ん中付近のシンカーであったため、最低でも外野には飛ばさなければいけないボールであった。次打者のアウトマンも倒れ無得点に。
8回に2死から二塁打を打たれると、打席にはこのカードで散々苦しめられているロナルド・アクーニャ・ジュニアだったが、シェルビー・ミラーが内角のスプリットを詰まらせて打ち取る。なんともない場面かもしれないが、個人的にここでアクーニャを抑えられたのがデカい。
その裏にアウトマンのタイムリーで追加点を挙げると、9回はブラスター・グラテロルは先頭打者に四球、2死後にヒットでランナーを出すも無失点に。
ブレーブスは現在のMLB全体の勝率がトップであり、ワールドシリーズを制覇するうえでの最大の壁であると考えられる。
このままシーズンが終了し、チャンピオンシップシリーズでの対戦する場合は、アトランタで4試合、ロサンゼルスで3試合行われることとなる。幸いアトランタでは勝ち越しているので、そこまで不利になることはないだろうけど。
ディビジョンシリーズで負ける?そんなことがあったら血圧が200を超えるので勘弁してくれ。